まいこネット/はにわネットの現状とこれから

abstract / まいこネット/はにわネットの現状とこれから


はにわネットによる宮大病院連携システムを、21年8月から大学病院が主導する病・診連携方式に切り替え、大学病院の診療情報を連携先医師がWeb電子カルテを通じて閲覧できるようにしたことにより、 24年2月末現在で連携医師102名、連携成立患者数746名となった。また、かかりつけ医からの申し出による連携患者数も増加し、24年2月末現在で109名となっている。また、22年11月からは宮大病院の診療情報の一部(処方、検体検査結果、オーダーの予約情報)を患者が携帯電話またはパソコンから閲覧できる「診療情報閲覧サービス」を開始した。

まいこネットは、JMNAのiDolphinサービスを利用する方式に移行し、ハードウェアの管理などを直接になう事がなくなり、管理的負担は大幅に減少した。もっぱらの業務は、日々申し込みのある患者さんのアカウント新設と通知(カード等の送付)。現在、京大、府立医大がサービスインしており、合わせて1900名(患者アカウント)、医療関係者が5000名程度。今後の課題は、長浜地域との連携や、利用者増の方策である。