きのくに医療連携システム 青洲リンク
和歌山県立医科大学 入江真行
和歌山県立医科大学では、県域の医療機関の診療情報を外部保存し、平時、災害時に活用するシステム「きのくに医療連携システム 青洲リンク」を構築した。
青洲リンクは参加医療機関の診療情報をSS-MIXに準拠して県内と県外の外部データセンターに保存する。平時には同意済みの患者についてそれを医療連携に利用し、災害時にはバックアップデータとして医療継続、医療支援に利用するシステムである。
青洲リンクは本年4月1日から、本学と県南部の7中核病院、4診療所について、診療情報の外部保存を開始した。平時の医療連携への活用は準備中の段階であるが、現状と展望について報告したい。