非構造化データの取扱い
大橋産科婦人科 大橋克洋
データの構造化はある意味で一律化であるが「医療データは多岐にわたり」「医療機関の性格も多種多様」である。厳密に「構造化された標準規格」を現場で運用すると、必ず「規格に当てはまらないデータ」の出現に困惑することになる。規格外のものは無構造のテキストに収容される場合が多いと思われる。
電子カルテ NOA もデータは MML に準拠し規格外のものはテキストに収容するが、テキスト内容は XML のような KEY:VALUE
の構造としている。検査センターからのHL7データもこのような形で収容するが、NOAにはHL7などを翻訳し取込む仕組みや、人間の見やすい形で読み書きする
GUI を備え柔軟な対応ができる。