京都大学医学部附属病院における自然言語処理の試み
岡本 和也
京都大学医学部附属病院医療情報企画部では蓄積された医療情報を活用するために様々な自然言語処理を行なってきた。診療を行う際に過去の症例を参考にすることを目的とした類似症例検索アルゴリズムの開発、医療従事者の判断を補助するインシデントレポートのクラス分類、レポート作成時のコンテキスト理解による入力補助システム、レポート内の共起関係を可視化するテキストマイニングツールの開発などである。本発表ではこれらの取り組みを紹介する。