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とりあえず電子カルテはどの範囲からするべきか

１）「電子カルテシステム」を始める前に準備すること

（１）業務の標準化にどの程度取り組んできたか。

（２）標準化は、統合的な機能を構築しているか。

　診療行為名・物品名・略語など

（３）診療録は、一患者一ファイルカルテになってい　

　　　るか。

（４）組織は、部門間連携する横断的組織か。

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「電子カルテシステム」を開発する前の準備条件

　１　電子カルテシステムは、病院全体の統合システムに成長するよ

　　　うに計画されていることを前提に、できるところから開発する

　　　ことが必要です。

　２　そのためには、コンピュータ導入技術論より先に病院の業務機

　　　能として準備を進める要件があります。

　３　それは、業務の標準化であり、語句の標準化（シソーラス）で

　　　あり、医薬品・診療材料の統一化です。

　４　さらに、診療録の一元管理化と「一患者一診療録」の実践です。

　５　「電子カルテシステム」は、情報の共有化が前提のシステムで

　　　す。これから起こる問題解決手法は常に横連携の取れる横断的

　　　組織が要求されます。

　６　システムの規模が拡大すればするほど、この準備は必要要件に

　　　なります。