10月15日(土)
9:00~17:00(受付8:30〜)シーガイアコンベンションセンター2F
Seagaia meeting 2016
08:30~ 受付開始
09:00~ 開会の挨拶
大橋克洋(特定非営利活動法人MedXMLコンソーシアム 理事長)
司会 | 大橋克洋(npo法人MedXMLコンソーシアム理事長 / 大橋産科婦人科) |
09:00 |
千年カルテEHRにおけるデータベース技術:末吉真雄(Stellaplace,Inc.) MML、HL7のような構造化データを取り込み、ISO13606(アーキタイプ)に沿った柔軟なデータモデル構造に変換し、従来のRDBでは取り扱いの難しい大規模データも取り扱い可能なシステム(現在のところ100TBの分散システム)を構築、またバッチ、オンラインでの検索のどちらも高速で対応可能な千年カルテDB(gEHR)における独自の仕組みについて解説する。 |
09:20 |
EHRの重要技術であるアクセスコントロールについて:吉原博幸(京都大学 大学院医学研究科 EHR共同研究講座・宮崎大学) EHRでは適切なアクセス制御が必須である。B2Bにおいて、医療機関のポリシーもさることながら、患者に最終的なアクセス制御を可能とする考え方をgEHRで導入する。 |
09:40 |
開発開始から25年、開発をObjective-CからSwiftへの移行:高橋 究(キワム電脳工務店) 変わりつつあるユーザ資質、千年カルテへの対応。 |
10:00 |
二次利用に向けた電子カルテデータ取り出しの勘所:粂 直人(京都大学 大学院医学研究科 EHR共同研究講座) 病院ごとに電子カルテにどのようにデータを保存するか、どのようなデータを保存するかの運用はことなる。たとえ同じベンダーを採用している病院間であってもそれぞれのカスタマイズの結果、情報学的にみて一意なクエリーによって同種のデータを取得することは困難である。EHRを構築し、医療情報を二次利用していくために最低限必要な項目と構成に関して言及する。 |
休憩 10:20〜10:40
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司会 | 中島裕生(テクマトリックス株式会社) |
10:40 |
MML4.0:小林慎治(京都大学 大学院医学研究科 EHR共同研究講座) 2003年にMML 3.0が公開されて以来の大改定となりましたMML 4.0の概要を解説します。 |
11:00 |
Service Oriented Architectureに、センサーをどう活用するか。やや特殊な視点より。 |
11:20 |
特別講演(1) 【抄録】IoT、ビッグデータ、人工知能、という3つの言葉を新聞紙上で見かけない日が無い。そして、これらの言葉が指し示すICTの新地平は、「第4次産業革命」といった社会全体を巻き込む大変革を切り拓くと言われ始めている。講演では、この3つの技術を概説すると共に、その相互連関とその結果として想定される「第4次産業革命」のもたらす事態を素描する。更に、その上でEHRとの連関についても言及する。 |
昼食休憩 11:40~14:00 (MedXMLコンソーシアム理事会及び総会)
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司会 | 吉原博幸(京都大学 大学院医学研究科 EHR共同研究講座・宮崎大学) |
14:00 |
EMR や PHR などの周辺ツールの共有化:大橋克洋(大橋医院) 電子カルテを例にとると「日本統一の電子カルテを作ってくれ」という声が昔からあります。しかし、診療科・出身大学・個人的要望その他の違いから、万人が満足する統一電子カルテ実現は不可能。そこで、カルテ本体は汎用性のある基本部分だけとし、紹介状・処方箋・検査情報・情報検索機能などなどは「周辺ツール」として独立させ、ユーザは好みのものをカルテに組み込むことができれば全て解決。それには、具体的にどんな仕組みが必要か? |
14:20 |
電子カルテに何を入れるのか:岡垣 篤彦(大阪医療センター) 診療に必要な入力項目の選択、インターフェースの改善、さらに新しいアイデアをどうやって取り込んで行くか、大阪医療センターのこれまでの試み。 |
14:40 |
千年ビルダー:皆川和史(openDolphin開発者) 電子カルテ等の医療情報システムに簡単なAPIを提供し、千年カルテが必要とするMML4.0を生成するAPIサーバーを提案する。発表では、安全性の面、病院の規模やアプリケーションの種類を問わない実装方法、教育システム、モバイル機器やIoT機器からのデータ収集と千年カルテへの統合について検討する。 |
司会 | 粂 直人(京都大学 大学院医学研究科 EHR共同研究講座) |
15:00 | 千年カルテプロジェクト 宮崎シンポジウム開催挨拶 荒木賢二(NPO法人日本医療ネットワーク協会理事長) |
15:00 |
千年カルテプロジェクトの概要と目指すもの:荒木賢二(宮崎大学医学部附属病院医療情報部) 2015年10月より始まった千年カルテプロジェクトは2年目に入り、EHRシステム開発、運用基盤整備、参加医療機関拡大、臨床研究のための診療情報検証などを鋭意進めている。今後のスケジュールや、プロジェクトが目指すものについて紹介する。 |
15:30 |
多施設共同研究を千年カルテで実現する試み:黒田知宏(京都大学医学部附属病院医療情報企画部) EHRは、単純化すると電子カルテで入力された情報を一箇所に集めて取り出せるようにする仕組みに過ぎない。電子カルテの持つ構造化データ作成機能であるテンプレート機能を用いて多施設からデータを集める仕組みを作り、共同医学研究ができるプラットフォームを千年カルテ上に実現する方法について示す。 |
16:00 |
特別講演(2) 【抄録】量子コンピュータは、特定のタスクについて通常のコンピュータを大きく上回る処理能力を発揮する。数年前に量子アニーリングと呼ばれる方式の量子コンピュータが商用化され、機械学習や人工知能を支えるハードウェア基盤技術として近い将来重要な役割を果たす可能性が浮上している。本講演では、この分野の現状と近い将来の見通しについて、出来るだけ専門用語を避けながら解説を試みる。 |
18:00~
意見交換会・懇親会
宮崎シーガイアコンベンションセンター3F
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